「野鳥のヒナがひとりで鳴いている」「ツバメのヒナが巣から落ちている」といった問い合わせが毎年多く寄せられます。当院は野生鳥獣救護を行う病院の1つとして、神戸市に登録されており、年間を通じて多くの傷病動物を受け入れております。
しかし残念なことに、多くが健康な巣立ちヒナ(巣立って間もないヒナのこと)の誘拐であったり、有害鳥獣指定されている種(カラスやその他外来種など)であったりします。
また一旦誘拐されたヒナを野生復帰させることは非常に困難であるため、保護の判断は慎重に行うべきです。
弱っている動物を見かけた際は、当院または「神戸市鳥獣相談ダイヤル(078-333-4408)」(年中無休午前8時から午後9時まで)までお問い合わせください。
もしも弱っている動物を運ばれる場合は、ダニや感染症を保有している可能性もあるため、直接触らずタオルで掴み、段ボールなどの容器にいれてください。
【神戸市の野生鳥獣保護指定動物病院】
神戸市獣医師会HP
https://kobeshijuishikai.or.jp/to_everyone/choujukyugo/
【救護対象でない野生鳥獣】
・シカ、イノシシ、ドバト、カラス、カワウ、特定外来生物(アライグマ、ヌートリアなど)
・鳥類・哺乳類以外の生物(爬虫類など)
・ペットとして飼養している外来種が逃げ出したと思われるもの