猫ちゃんは7~8歳前後から高齢期に入ります。高齢の猫ちゃんでは心臓病、甲状腺機能亢進症、
腎臓病、関節炎などさまざまな病気が見られます。どの病気も早期発見し対処する事で病気の進行を
遅らせることができるものもあります。
これらの病気の診断には、血液検査や尿検査、画像検査など様々な検査が必要となります。
しかし、「いきなりたくさんの検査をするのは負担がかかりそう・・・」
「病院が嫌いな猫ちゃんなので検査時間をできる限り短くしたい。」
など不安やご希望をお持ちの飼い主様もたくさんいらっしゃるかと思います。
そんな飼い主様の不安を解消し、猫ちゃんへの負担を軽減するために新しい血液検査試薬を導入しました。
【スナップ・pro BNP】
心臓病のリスク因子を迅速に判断します。一見健康に見える猫ちゃんでも、
心臓の病気は症状が出た時には病気が進行していることが少なくありません。
いつもの血液検査に加えて本検査を行うことで、病気の早期発見につながります。
【カタリストSDMA検査】
SDMAは、腎機能を示す高感度の指標です。クレアチニンは、腎機能が最高75%
喪失するまで上昇しないのに対し、SDMAは腎機能がわずか25%喪失した時点で上昇します。
早期に腎障害を知ることで、食餌の変更等により病気の進行を遅らせることが可能と考えられます。
【バイダスアッセイキット T4】
T4とは甲状腺ホルモンの1種です。甲状腺の病気の評価に使用します。
高齢の猫ちゃんに多い甲状腺機能亢進症は、食欲があるのに痩せる、
下痢や嘔吐などの消化器症状を呈することがあります。活発に活動することが多いので、
病気だとは気付かれないことも多くあります。
これらの検査は1度の血液検査で測定することが可能です。
(検査結果には1時間弱時間を要するものもございます。)
また、これら血液検査とは別に、様々な検査を組み合わせた健康診断プラン(要予約)も
ご用意させていただいております。気になる症状がなくても、病気の早期発見のために
一度検診をしてみるのはいかがでしょうか?詳しくは病院スタッフまでお問い合わせください。
皆様の大切なご家族にとって最適なプランを提案させていただきます。